るく家の人々

今回は　　室堂⇒仙人池⇒阿曽原温泉⇒欅平　

【２０１３年　８月２日】

朝、室堂行きのバスの外は雨。

出発の直前までは雨模様でしたが、しだいに回復。

歩き始めてすぐに雨具は撤収。



雄山の上は雲にかくれて見えませんが、まずまずの天気。

【８月３日】　

　剱御前小舎⇒仙人池ヒュッテ

別山乗越し　剱御前小舎で朝を迎えます。

剱岳のシルエット



富山市方面は一面の雲海、下は室堂



剱沢の雪渓下りです　考えていた以上に長距離でしたね。



真砂ロッジからは剱沢に沿って、

二股吊橋を過ぎたあたりから急坂を延々と登ります。

見えてきましたね仙人池ヒュッテ　写真の真ん中の赤い屋根



仙人池　剱岳が後ろに　ここからの剱岳は確かにギザギザの山



夜中は満天の星空、天の川もくっきり、夜空ってこんなに明るかったのだ。

　　（写真はないよ）

モルゲンロートを楽しみに　グーZZzzzzz・・

【８月４日】

　仙人池ヒュッテ⇒仙人谷ダム⇒阿曽原温泉

朝、

誰も予測しなかった事態が・・・　

曇ってるやん！！　雨降ってきたしぃ　

剱岳は雲の中

しぶしぶ雨具をしっかり身にまとって出発。

ここも延々と雪渓を下ります。



仙人谷温泉から降りてきた雪渓を見上げると

ぞっとするほどの急勾配に見えます。



ホンマにあんなとこおりて来たんかいな。

今日は短いコースのはずだったのですが七年前にコースは廃道に、

代わりに険しいコースが待っていました。

橋は流されたので石飛びで、ひやひやの渡河のあとは

仙人谷温泉を横目に一端急登、平坦な道はほどほどで終了。

ロープや梯子のある急坂を延々とおりていきます。

見えましたよ、黒部第四発電所からの高圧線の出口です。



写真や映像でしか見なかったのがこの目でみられました。

昨年は黒部ルートの見学会であの地下を

バッテリー電車やインクラインで移動したのです。

今回は外を自分の足で移動するしかありません。

仙人谷ダムからトロッコ道と導水管を外から眺めます。



昨年トロッコを一時停車して見学させてもらった時の写真　仙人谷ダムです。



高熱隧道を横切って関電の施設を横目に阿曽原温泉へ。

ところが、この道もきつかった。

一気に１００m登って水平移動、直前で急降下

足はがくがくですがビールと温泉を楽しみに


【８月５日】

　阿曽原温泉小屋⇒欅平

ここも一気に急登、水平歩道に取り付きます。

崩壊で所々高巻き道があるので大変、

直下は黒部川が音を立てて流れています。




谷の遥か先、今回の最終点　欅平のトロッコ駅が見えてきました。



狭い道は延々と続きます。いっときも気を緩めることが出来ません。

３００ﾒｰﾀｰの死の空中散歩はしたくありませんからね。

欅平からから黒部ダムまで３０km近くあるそうで、

その内の３分の１ぐらいしか歩いてませんけど。

よくまあ、こんな道を作ったものです、先人の偉業に敬服。


《　阿曽原温泉での出来事　》　

①夕方我々とは別の後方のパーティーの一人が骨折、小屋のスタッフが救援に

②ソロの女性、雪渓から登山ルートに入り損ねて道迷い

　仙人谷ダムで２３時過ぎ小屋の主人に迎えに来てもらって

　高熱隧道をつかってショートカットで小屋に着いたのが０時まわっていたとか、

　かなり無謀な健脚でしたたか者で幸運な女性

③泊まり客の一人が一過性脳虚血　

　
①と③は関電の作業用トロッコで欅平まで搬送

②の女性は我々と同行して水平歩道を欅平へ

　宇奈月温泉でも宿泊は一緒、ビアパーティも同席とあいなりました。


《　全体を通しての感想　》

そりゃまあ、きつかったぁ

二度は行かないでしょう

生きて帰れたぁ

いろんな汗かいた

ビールうまかったぁ




欅平にたどりついて食べた　かき氷　これがまた最高　


ＰＳ．　地図や情報は最新のものを用意しましょう